個人事業主の税務調査対策とは?
個人事業主として仕事をしている場合、所得税の確定申告書の作成と提出は忘れてはいけません。従業員を雇わず一人で仕事をする形態をとっている場合は、特に申告書作成の事務作業は面倒に感じるかもしれません。小規模で事業を行っている個人事業主のいいところは、法人ほどコストがかからない点ですが、自分自身ですべての対応をしなければいけないことが多い点はデメリットと言えるかもしれません。
特に、年一回の確定申告書作成のような事務作業はおっくうに感じることもおおいはずです。しかし、いずれは受けることになる財務調査のことを考えると、調査当日大変にならないように、確定申告書作成段階から準備をしておくことが大切です。帳簿と決算書の整合性の確認はもちろん、帳簿に書かれている取引に対して領収書等の証憑が揃っているかの確認も重要です。万が一、領収書が見つからない場合は、その取引時の状況を思い出しメモをして残しておく等の対応をしておくといいでしょう。時間が経ってからではこの作業は難しくなります。
さらに、帳簿や証憑は見やすく整理してファイルしておくこと有効です。ここまで準備をするのは大変かもしれませんが、準備をした分、税務調査はスムーズに進むでしょうし、きっちりやっている印象を持たれることは税務調査を有利に進める要因にもなります。自分ですべて対応する必要があるデメリットを、自分がすべて把握できるメリットがあると頭を切り換えることで、税務調査対策はやりやすくなるはずです。
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